9月9日は絹にゆかりの深い重陽の節句です。

ずいぶん長らくご無沙汰をしてしまいました。TAMAMONO店主の加藤です。
コロナ禍の中緊急発売をしたシルクマスクも、大変多くの方にお求めいただき、微力ながらお役に立つことができたようです。
現在は
Mサイズのシルバー、Lサイズのシルバー・ホワイトのみ
在庫がございます。
発売当初の状況とは異なり、多くのメーカー様がそれぞれのこだわりで商品開発をされ、いつでもどこでも、あらゆる種類のマスクをお求めいただきやすくなっています。
その中で弊社のこだわりのシルクマスクを喜んでくださる方はまだまだいらっしゃると感じています。
お客様のお声に耳を傾けながら 今後の販売については、検討して参りたいと思います。
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さて、
今日は9月9日【重陽の節句】です。
終わらないコロナ禍の中で、季節感が薄らいでいる気がしますね。
年に5回巡る節句のうちの一つで、不老長寿と繁栄を願うお祝いの日です。
重陽の節句には、菊を飾って愛で、食する習慣がありますが、
<菊被綿>という習慣はあまり知られていないようです。
『紫式部日記』で紫式部も記しています。
重陽前夜に菊の花を真綿で覆っておいて、
重陽の日の朝、菊の香りと夜露が染み込んだ真綿で身体や顔を撫でます。
こうすることで若さ保つことができるとされています。
<真綿>と書きますが、古来より繭をほぐしたわたのことを真綿と呼び、コットンのことではありません。
綿より吸湿性、防湿性、抗菌性に優れ、ひとのはだに一番近いシルク。
昔の人ほどシルクに親しみ、そのよさをよく理解して日常に取り入れていたといえますね。
古来から伝わるシルクの素晴らしさに改めて感謝の念を抱きます。
五節句の中でも最重要とされながら、近年その存在が薄れて来ています。
真綿は手に入りにくいかと思いますが、
シルクマスクをご着用いただきながら、ぜひ菊を飾ってお祝いしましょう!
洗濯機で洗えるシルク100%肌着
TAMAMONO